クリニック・病院のSEO対策
― 医療広告ガイドラインを守りながら、地域の患者に見つけてもらう

医療機関のSEO対策は、一般業種のSEOとは前提が異なります。医療広告ガイドラインという法令上の制約があり、Googleの評価基準もYMYL領域として厳格です。本ページでは、クリニック・病院の経営者と広報ご担当者に向けて、キーワード設計から法令対応、MEOとの使い分け、支援会社の選び方までを一通り整理しました。

最終更新:2026-07-22

医療機関のSEO対策とは何ですか?

医療機関のSEO対策とは、地域の患者が実際に検索する語句で自院サイトを上位表示させ、来院と予約につなげる施策の総称です。

診察室で医師が患者に説明している様子
地域の患者は「地域名+診療科目」で検索し、上位数件の中から受診先を選んでいる。

一般的なSEO対策(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)は、検索結果で上位に表示されることを目的とした技術的・内容的な最適化の総称です。医療機関の場合、この定義に「医療広告ガイドラインという法令上の制約の範囲内で行う」という条件が加わります。つまり医療SEOとは、検索エンジンに評価される書き方と、法令上許される書き方の重なり合う部分だけを使って成果を出す仕事だと言い換えられます。この制約の存在が、一般業種のSEOとの最大の違いです。

なぜ今、医療機関にSEO対策が必要なのか

受診先の検討行動は、この十数年で大きくWebに移りました。紹介や看板で来院を決める患者も依然として存在しますが、「紹介を受けた医療機関の名前をまず検索して確かめる」「症状名を検索して、どの診療科にかかるべきかを調べる」という行動が定着しています。つまり検索は、来院の入口であると同時に、他の経路で興味を持った患者が最後に確認する場所でもあります。ここで自院の情報が見つからない、あるいは情報が古いままだと、それまでの認知努力が来院につながりません。

加えて、医療機関のSEO対策には広告と比べて構造的な利点があります。リスティング広告は出稿を止めれば流入も止まりますが、検索結果で評価された症状解説ページや治療解説ページは、公開後も継続して患者を運び続けます。開業初期は広告で立ち上げ、並行してSEOの基盤を作り、軌道に乗った段階で広告費を圧縮していくという設計が、医療機関では取りやすいのです。

もう一点、近年の変化として押さえておきたいのが、検索結果の上部にAIによる要約(AI Overview)が表示される機会が増えていることです。症状名や治療名のような情報収集目的の検索では、ユーザーが検索結果のリンクをクリックせずに要約だけを読んで離脱する割合が高まっています。この変化は、医療機関にとって「情報記事だけを大量に作る」戦略の効率を下げる一方、「どこで受けられるか」という、AIの要約では代替できない地域性のある情報の価値を相対的に高めています。医療機関のSEO対策が地域名を軸に設計されるべき理由は、ここにもあります。AI検索への対応そのものについてはAEO対策(AI検索最適化)のページで詳しく扱っています。

クリニックと病院で、SEOの設計はどう違うか

同じ医療機関でも、単科クリニックと複数診療科を持つ病院では設計が変わります。単科クリニックは狙う語句が絞られるため、トップページと数本の治療解説ページで戦える一方、競合も同じ構造で戦ってくるため、地域内での差別化が難しくなります。対して病院は、診療科ごとにディレクトリを分け、各科が独立したサイトのように評価を積み上げられる構造にできるため、サイト全体としての情報量で優位に立てます。ただし、その分ページ数が増えて更新が滞りやすく、放置された古いページがサイト全体の評価を押し下げるリスクを抱えます。

また、保険診療中心か自由診療を含むかでも前提が変わります。自由診療を扱う場合、医療広告ガイドラインの「限定解除」という手続き的な要件を満たす必要があり、ページに記載すべき情報が増えます。これは後述の章で詳しく整理します。

医療機関のSEO対策を構成する5つの要素

実務としての医療SEOは、次の5つに分解できます。どれか1つだけを行っても成果にはつながりにくく、順序を守って積み上げることが重要です。

  1. キーワード設計地域名×診療科目を軸に、症状語・治療語を掛け合わせて、狙う語句と受け皿ページを対応づける。
  2. サイト構造の設計診療科・症状・治療の階層を整理し、内部リンクで結ぶ。患者が迷わず目的の情報にたどり着ける構造にする。
  3. コンテンツ制作と監修症状別・治療別ページを、医療広告ガイドラインを守りながら制作し、医師の確認を通す。
  4. テクニカルSEO表示速度、スマートフォン対応、構造化データ、インデックス制御など技術面を整える。
  5. MEOとの連動Googleビジネスプロフィールの情報とサイトの情報を一致させ、地図検索と自然検索の両方から流入を得る。

これらの土台となる考え方は業種を問わず共通するため、SEO対策全般の進め方についてはSEO対策のサービスページもあわせてご覧ください。本ページでは、そこに医療機関固有の論点を重ねて解説していきます。

クリニックのSEOで最初に狙うべきキーワードは?

最初に狙うべきは「地域名×診療科目」と、そこに症状語を掛け合わせた3語のキーワードです。

キーワード設計の作業イメージ
キーワード設計は、思いついた語を並べる作業ではなく、検索する人の状態を分解する作業。

医療機関のSEO対策で最も多い失敗は、「内科」「不妊治療」のような単体の語句を狙ってしまうことです。これらの語句は検索する人の数こそ多いものの、全国規模の医療情報メディアや大学病院が上位を占めており、地域のクリニックが上位に入るのは現実的ではありません。仮に上位表示できたとしても、検索している人の大半は自院の商圏外に住んでおり、来院にはつながりません。医療機関のSEOで評価すべきは検索ボリュームの大きさではなく、「その語句で検索した人が来院しうるか」という一点です。

基本形は「地域名 × 診療科目」

出発点は「地域名+診療科目」の2語です。ここで言う地域名には、市区町村名、町名、駅名、沿線名など複数のバリエーションがあります。実際に患者がどの地域名で検索するかは商圏によって異なり、都市部では駅名、郊外では市区町村名が使われる傾向があります。自院の商圏内に主要駅がいくつあるか、患者がどの方面から通っているかを問診票や予約データから確認し、狙う地域名を決めます。

この2語の組み合わせだけでも、市区町村名・駅名・隣接エリア名を掛け合わせれば十数パターンになります。それぞれを別ページで狙うのではなく、トップページとアクセスページを中心に据え、各エリアからの通院導線(最寄り駅からの徒歩経路、駐車場の有無、バス路線)を具体的に記述することで、複数の地域名で評価される状態を作ります。

差がつくのは「地域名 × 診療科目 × 症状語」の3語

図:医療機関のキーワードは3つの層でできている

第1層 地域名 × 第2層 診療科目 × 第3層(差がつく) 症状語 「相模原 眼科 白内障」 検索数は少ないが、受診の意思が固まっている人が検索する語

2語の組み合わせは競合も必ず狙ってくるため、開業間もない医療機関がすぐ上位に入るのは容易ではありません。そこで有効なのが、症状語や治療名を加えた3語の組み合わせです。検索する人数は減りますが、「どこの」「何科で」「何を診てもらえるか」まで明確になっている検索は、来院に直結する確率が格段に高くなります。さらに、こうした具体的な語句で上位を取り、そのページが読まれ続けることで、サイト全体の評価が上がり、結果として2語の競合語句でも順位が上がっていくという順序をたどります。

表1:地域名 × 診療科目 × 症状語のキーワード設計例
組み立て方 キーワードの例 検索している人の状態 受け皿にすべきページ
基本形 市区町村名+診療科目 世田谷区 内科 近所の受診先をこれから選ぶ トップページ
駅名型 駅名+診療科目 大宮駅 皮膚科 通勤・通学の経路上で探している アクセス・診療時間ページ
症状型(3語) 地域名+診療科目+症状 横浜 婦人科 生理不順 症状があり、対応可否を確認したい 症状別ページ
診療科探し型 地域名+症状+「何科」 船橋 めまい 何科 どの科にかかるべきか分からない 症状別ページ+診療科案内
治療・術式型 地域名+治療名 名古屋 白内障 手術 受ける治療は決まっており実施先を探す 治療別ページ
条件型 地域名+診療科目+受診条件 札幌 小児科 日曜 診療時間・条件が最優先 診療時間・休診日ページ
費用型 治療名+費用/保険適用 白内障手術 費用 保険 費用面を比較検討している 費用・料金ページ
情報収集型 症状+原因/対処法(地域名なし) 動悸 原因 まだ受診を決めていない コラム記事
指名型 医療機関名/院長名 ○○クリニック 評判 受診をほぼ決めており最終確認中 トップページ・院長紹介

優先順位のつけ方

上の表の型は、すべてを同時に狙うものではありません。着手の順序を誤ると、時間と費用をかけたのに来院が増えないという結果になります。実務では次の順序を推奨します。

  1. 指名型を最優先で固める医療機関名で検索されたときに、公式サイトが最上位に出て、診療時間・休診情報・アクセスが正確に表示される状態を作ります。ここが崩れていると、他の施策の効果がすべて漏れます。意外に多いのが、休診日の変更がサイトとGoogleビジネスプロフィールで食い違っているケースです。
  2. 基本形・駅名型を整えるトップページとアクセスページを、複数の地域名で評価されるよう作り込みます。
  3. 治療・術式型と条件型に着手自院が力を入れている治療、他院との差になっている診療体制(日曜診療、女性医師の在籍、特定の医療機器の保有など)を、それぞれ独立したページにします。ここが最も来院に近い層です。
  4. 症状型・診療科探し型を積み上げる症状別ページを診療科の中核テーマから順に作ります。ここが医療機関のSEOで最も本数を要する部分です。
  5. 情報収集型は最後地域名を含まない一般的な情報記事は、上位表示の難易度が高く、上位に入っても来院につながりにくい領域です。前の4段階を終えてから、サイトの専門性を示す目的で取り組みます。

症状別ページを作るときの注意点

症状別ページは「症状の解説」だけで終わらせないことが重要です。解説だけの内容は、公的機関や医療情報メディアの記事と比べて優位に立てず、また来院にもつながりません。「その症状に対して自院で何ができるか」──実施している検査、対応可能な治療、初診時の流れ、診察にかかる時間、受診の目安を必ず含めてください。これは検索評価の面でも、他では書けない一次情報として機能します。表現が医療広告ガイドラインに触れないよう、次章の基準に沿って書く必要があります。

医療広告ガイドラインに違反しないSEO記事の書き方は?

広告可能事項の範囲内で書き、禁止6類型を避け、自由診療は限定解除の4要件を満たすことが基本です。

医療機関の受付カウンター
医療広告ガイドラインは「書けないこと」を定めた規制であると同時に、書ける範囲を示した指針でもある。

2018年6月に施行された改正医療法により、医療機関のウェブサイトは医療広告規制の対象となりました。それ以前は、患者が自ら情報を求めてアクセスするウェブサイトは規制の対象外という整理でしたが、現在は原則として広告に該当するものとして扱われます。厚生労働省が示す「医療広告ガイドライン」(正式名称:医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針)が、その具体的な基準です。

まず「広告に該当するか」の判断基準

医療広告ガイドラインでは、次の2つをいずれも満たすものを広告と判断します。

  1. 誘引性患者の受診等を誘引する意図があること
  2. 特定性医業等を提供する者の氏名または医療機関の名称が特定できること

自院のウェブサイトは、この2要件をほぼ確実に満たします。したがって、院内で作るコラム記事も、症状解説ページも、すべて広告規制の対象として設計する必要があります。「これは広告ではなく情報提供だから大丈夫」という判断は成り立ちません。これは医療機関のSEOにおける最初の分岐点であり、ここを理解していない制作会社に任せると、後から大量の修正が発生します。

禁止されている6つの類型

医療広告では、次の6類型が禁止されています。SEO記事を書く際は、この6類型を避けることが最低条件です。

表2:医療広告ガイドラインの禁止6類型とNG表現の例
禁止類型 内容 避けるべき表現の例 書き換えの方向
虚偽広告 事実に反する内容 「絶対に安全な手術です」「必ず治ります」「1日で治療が完了します」(実際にはそうとは限らない場合) 断定を避け、標準的な経過と個人差がある旨を客観的に記述する
比較優良広告 他院より優れている旨の表示 「日本一の実績」「地域No.1」「県内で最も患者数が多い」「著名人も通院」 比較をやめ、自院の設備・体制・診療内容を事実として説明する
誇大広告 事実を誇張し誤認させる表示 「知事の許可を得た病院です」(許可は当然の前提)、「最新の医療機器で万全」 当然の事項を優位性のように書かない。機器名と用途を事実として書く
患者等の主観に基づく体験談 治療内容・効果に関する体験談 「患者様の声:ここで治療を受けて本当によかった」「痛みが嘘のように消えました」 体験談は掲載しない。院内の取り組みや設備は自院の記述として書く
誤認させるおそれのある術前術後写真等 いわゆるビフォーアフター写真 説明のないビフォーアフター画像の掲載 原則掲載しない。掲載する場合は治療内容・費用・主なリスク等の詳細説明を付す
公序良俗に反する内容 わいせつ・残虐な表現等 不適切な画像・表現の使用 掲載しない

SEOの観点で特に注意が必要なのは、「患者等の主観に基づく体験談」です。一般業種のSEOでは、お客様の声を掲載することが信頼性の担保として推奨されます。しかし医療機関では、治療内容や効果に関する患者の体験談は禁止されています。他業種のSEOノウハウをそのまま医療に持ち込むと、この点で確実に事故が起きます。この禁止類型を知らずに「口コミを集めてサイトに載せましょう」と提案してくる会社には、医療の実務知識がないと判断してよいでしょう。

同様に、費用を強調した表現にも注意が必要です。「今なら○円」「キャンペーン価格」「期間限定割引」といった表現は、医療機関にふさわしくない、品位を損ねる広告として掲載すべきでないとされています。費用は比較検討層が最も知りたい情報の1つですが、強調するのではなく、必要な情報として淡々と示す形にとどめます。

広告可能事項と「限定解除」の4要件

医療広告では、広告できる事項があらかじめ限定されています。診療科名、医師の氏名、診療日・診療時間、医療機関の名称・所在地・電話番号、管理者の氏名、保険医療機関である旨、広告可能とされている専門医資格などが該当します。この範囲だけでは、症状解説ページや治療解説ページを作ることはできません。

そこで用いるのが広告可能事項の限定解除です。次の要件を満たす場合、限定されていた広告可能事項の範囲を超えて情報を掲載できます。

  1. 医療に関する適切な選択に資する情報であって、患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイト等であること
  2. 表示される情報について患者等が容易に照会できるよう、問い合わせ先を記載すること等により明示すること
  3. (自由診療の場合)通常必要とされる治療等の内容、費用等に関する事項の情報提供
  4. (自由診療の場合)当該治療等に係る主なリスク、副作用等に関する事項の情報提供

1つ目と2つ目は、保険診療・自由診療を問わず必要な要件です。ウェブサイトである以上1つ目は満たしやすいものの、2つ目の「問い合わせ先の明示」は意外に見落とされます。電話番号や問い合わせフォームへの導線が、各ページから確実にたどれる状態になっているかを確認してください。これはSEOにおけるコンバージョン導線の確保と目的が完全に一致するため、法令対応と成果向上を同時に達成できる数少ない項目です。

3つ目と4つ目は自由診療に固有の要件です。自由診療の治療について書く場合、その治療の内容と費用、そして主なリスク・副作用を、同じページ内で読める形で記載する必要があります。「費用は別ページ参照」「リスクについては診察時に説明します」といった書き方では要件を満たしません。自由診療のページテンプレートを作る際は、この4項目を必須ブロックとして構造に組み込んでおくと、書き手が変わっても抜けが生じません。

違反を防ぐ運用の作り方

ガイドラインの知識を持つのは重要ですが、それ以上に重要なのは、知識が担当者個人に依存しない運用にすることです。実務では次の3点をおすすめします。

医療広告ガイドラインの実務的な論点については、医療広告ガイドラインの実務解説コラムでも整理しています。あわせてご覧ください。なお、最終的な適否の判断は個別の記載内容と文脈に依存します。判断に迷う場合は、所轄の保健所や自治体の医療政策担当窓口に確認することを推奨します。

医療サイトがYMYLで評価されるために必要なことは?

一次情報に基づく正確な記述と、資格・所属を明示した医師監修、そして運営者情報の透明化が必要です。

医療スタッフが打ち合わせをしている様子
YMYL領域では「誰が書いたか」が「何を書いたか」と同じ重みを持つ。

YMYL(Your Money or Your Life)とは、Googleが検索品質の評価基準として用いている概念で、「読者の健康・安全・経済状況・社会的な安定に重大な影響を与えうるトピック」を指します。医療・健康分野はその代表格です。YMYLに分類される分野では、Googleは情報の正確性と発信元の信頼性をより厳しく評価します。一般的な趣味や娯楽のジャンルであれば個人の体験談が価値を持ちますが、医療分野では同じ書き方が評価されないのは、この基準の違いによるものです。

E-E-A-Tの4要素を医療機関に置き換える

図:E-E-A-Tを医療機関に置き換えると

Experience 経験 実際の症例数・診療経験 Expertise 専門性 専門医資格・所属学会 Authoritativeness 権威性 外部からの評価・被リンク Trustworthiness(信頼性)= すべての土台 運営者情報・監修者の明示・医療広告ガイドラインの遵守

E-E-A-Tは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字です。Googleの検索品質評価ガイドラインで用いられる評価の観点で、ランキング要因そのものではありませんが、Googleが目指す評価の方向性を示すものとして重要です。医療機関の実務に置き換えると、次のように整理できます。

Experience(経験)

実際にその医療機関が診療してきた経験を、記述として表に出すことです。具体的には、初診時の流れ、検査に要する時間、患者からよく受ける質問とその回答、症状の相談で多いパターンなど。これらは自院にしか書けない一次情報であり、他サイトからのコピーでは決して作れません。ただし、患者個人の体験談として書くことは医療広告ガイドライン上できないため、あくまで医療機関側の記述として書きます。

Expertise(専門性)

執筆者・監修者が、その分野の専門知識を持つことを示します。医師の氏名、診療科、医籍登録年、所属学会、取得している資格(広告可能な範囲で)を明示します。また、サイト全体としての専門性も評価対象です。1つの診療科について網羅的にページが揃っているサイトは、断片的な記事が散在するサイトより専門性が高いと判断されやすくなります。

Authoritativeness(権威性)

第三者からどう認識されているかです。学会での発表、専門誌への寄稿、地域の医師会や自治体の事業への参画、他サイトからの言及やリンクなどが該当します。これは短期間で作れるものではなく、実際の活動を積み重ね、それをサイト上に記録として残していく作業になります。医療機関の場合、既に実績があるのにサイトに書いていないというケースが非常に多く、棚卸しするだけで改善余地が見つかります。

Trustworthiness(信頼性)

E-E-A-Tの中でGoogleが最も重視するとされる要素です。運営者情報の明示、正確な所在地と連絡先、常時SSL(HTTPS)化、プライバシーポリシーの整備、参照した情報源の明記、そして情報の鮮度が含まれます。診療時間や休診日が古いまま放置されているサイトは、この観点で評価を落とします。

医師監修をどう設計するか

医療情報を扱うページには、医師による監修を通すことを推奨します。ここで重要なのは、「監修者名を載せる」ことが目的ではなく、「実際に内容が確認されている」ことが目的だという点です。実態のない監修者名の掲示は、信頼性の面でむしろリスクになります。

実務的には、次のような監修フローを設計します。

  1. 制作担当者が原稿を作成し、参照した公的情報・ガイドライン等の出典を明記する
  2. 医師が医学的な正確性を確認し、修正指示を出す
  3. 制作担当者が医療広告ガイドラインの観点で表現をチェックする
  4. ページ下部に監修者名・診療科・資格・確認日を記載して公開する
  5. 診療ガイドラインの改訂等があった際に、該当ページを見直す

院内に監修に充てられる時間が確保できない場合、記事の本数を減らしてでもこのフローを守るべきです。監修が形骸化した状態で本数だけを増やすと、正確性の低いページがサイト全体の評価を引き下げます。

構造化データで「誰が」を機械に伝える

執筆者・監修者の情報は、人間が読める形で記載するだけでなく、構造化データ(Schema.org準拠のJSON-LD)としても記述しておくと、検索エンジンやAIが情報の発信元を正確に把握しやすくなります。医療機関で使える主なスキーマには、MedicalClinicHospitalPhysicianMedicalOrganizationFAQPageなどがあります。所在地・電話番号・診療時間を構造化データとして記述しておくことで、Googleビジネスプロフィールの情報との整合性も取りやすくなります。

SEOとMEO(Googleマップ対策)はどちらを優先すべきですか?

来院型の医療機関はMEOを先に整えるのが基本です。ただし自由診療や広域集患ではSEOが軸になります。

Googleマップのローカルパック表示イメージ
スマートフォンでの「近くの◯◯科」検索では、地図枠が最初に目に入る。

図:「地域名+診療科目」で検索したとき、画面のどこに何が出るか

相模原 眼科 MEO(Googleビジネスプロフィール)の領域 地図 SEO(自然検索)の領域 まず 目に入る 比較検討 で読まれる

MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップおよび検索結果の地図枠(ローカルパック)で自院を上位に表示させる施策です。「地域名+診療科目」で検索したとき、検索結果の上部に地図と3件程度の医療機関が表示されますが、この枠に入ることを目指します。土台となるのはGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録・運用です。

医療機関にとってMEOを先に整えるべき理由は明確です。「地域名+診療科目」という最も来院に近い検索において、地図枠は自然検索の結果より上に表示されます。つまり、自然検索で1位を取っても、その上に他院の地図枠が3件並ぶ構造になります。しかもGoogleビジネスプロフィールの整備は、サイトの改修と比べて着手が早く、費用も抑えられます。まずここを固めてから、SEOで中長期の基盤を作るのが合理的な順序です。

表3:医療機関におけるSEOとMEOの違いと使い分け
比較項目 SEO(自然検索対策) MEO(地図検索対策)
表示される場所 検索結果のリンク一覧 Googleマップ、検索結果上部の地図枠
主な管理対象 自院のウェブサイト Googleビジネスプロフィール
効果が出るまでの目安 3〜6ヶ月以上(競合状況により変動) 1〜3ヶ月程度(登録直後から表示は始まる)
主な評価の観点 コンテンツの品質・専門性・技術的な健全性・外部からの評価 関連性・検索者との距離・視認性の高さ
強い検索語句 症状名・治療名・費用・「何科」など情報系 地域名+診療科目、「近くの○○科」など
商圏の広がり 広域まで届きうる 実所在地の周辺に強く依存する
口コミの扱い 体験談の掲載は医療広告ガイドライン上できない Google上のクチコミは第三者投稿として存在。返信対応が運用の中心
着手コストの目安 相対的に高い(制作・改修を伴う) 相対的に低い(登録・情報整備が中心)
向いている医療機関 自由診療、専門特化、広域から患者を集めたい医療機関 保険診療中心、徒歩・自転車圏の患者が主体の医療機関

SEOとMEOが相互に影響し合う3つの接点

SEOとMEOは別の施策として語られがちですが、実際には次の3点で結びついています。どちらか一方だけを行うより、連動させたほうが成果が出やすいのはこのためです。

  1. NAP情報の一致NAPとは Name(名称)、Address(住所)、Phone(電話番号)の頭文字で、これらの表記がサイト・Googleビジネスプロフィール・各種medicalディレクトリで完全に一致していることが、地図検索の評価において重要とされています。「1-2-3」と「一丁目2番3号」のような表記揺れ、ビル名の有無、旧電話番号の残存などが典型的な不一致です。
  2. サイテーション(言及)の蓄積サイテーションとは、リンクの有無を問わず、他のサイト上で医療機関の名称・住所・電話番号が言及されることです。医療機関検索サイト、自治体の医療情報ページ、地域ポータルなどへの正確な情報掲載が該当します。これは地図検索の視認性評価に寄与するとともに、SEOにおける権威性の材料にもなります。
  3. サイトの充実がMEOの評価を支えるGoogleビジネスプロフィールからリンクされる公式サイトの内容が充実していることは、その医療機関がどのような診療を行っているかの判断材料になります。診療科目・対応可能な症状・設備が明記されたサイトは、地図検索における関連性の評価にも寄与します。

MEOの具体的な施策内容(Googleビジネスプロフィールの最適化、投稿運用、クチコミへの返信設計、複数拠点の一括管理など)についてはMEO対策のサービスページで詳しく解説しています。SEOとMEOの違いをより基礎から知りたい方は、SEOとMEOの違いを解説したコラムもご覧ください。

分院・複数拠点がある場合

分院や複数拠点を持つ医療法人では、拠点ごとにGoogleビジネスプロフィールを作成し、サイト側にも拠点ごとの独立したページを用意します。よくある失敗は、1つのページに全拠点の住所をまとめて掲載してしまうことです。この構造では、どの拠点についてのページなのかが検索エンジンにもAIにも判別できず、どの地域名でも評価されにくくなります。拠点ページには、その拠点の住所・電話番号・診療時間・担当医師・アクセス経路を個別に記載してください。

医療機関のSEOは何ヶ月で効果が出ますか?

一般に3〜6ヶ月で順位が動き、6〜12ヶ月で流入が安定します。ただし成果を保証するものではありません。

アクセス解析レポートの画面
順位が動く前に、表示回数とクリック率が先に動く。見る指標を時期で変える。

図:時期ごとに「先に動く指標」は変わる

1〜2ヶ月 表示回数 インデックス が進む 3〜6ヶ月 検索順位 順位が動き 始める 6〜12ヶ月 流入が安定 予約・問い合わせ に反映される 12ヶ月〜 指名検索 医院名での 検索が増える ※一般的な目安であり、成果を保証するものではありません

この期間はあくまで一般的な目安であり、実際には現状のサイトの状態、対策エリアの競合状況、診療科、投下できる制作リソースによって大きく変動します。既存サイトの技術的な問題が原因で評価が上がっていなかったケースでは、その修正だけで比較的短期間に変化が出ることもあれば、競合が長年かけてページを積み上げているエリアでは、1年以上かけて追いつく計画が必要になることもあります。「何ヶ月で何位」という約束をする会社は、Googleの評価の仕組み上そもそも約束できないことを約束していることになります。

表4:医療機関のSEOで、時期ごとに見るべき指標の目安
時期 主に行うこと この時期に見る指標 まだ期待できないこと
1〜2ヶ月目 現状調査、技術的問題の修正、Googleビジネスプロフィールの整備、キーワード設計 インデックス状況、表示速度、指名検索での表示、地図枠の表示 新規ページ経由の来院
3〜4ヶ月目 優先度の高い治療別・条件別ページの公開、内部リンクの整理 検索での表示回数、対象語句の順位変動 流入数の安定した増加
5〜6ヶ月目 症状別ページの拡充、既存ページの改善 クリック数、重要ページの閲覧数、電話タップ数 競合性の高い2語キーワードでの上位表示
7〜12ヶ月目 ページの積み上げ、順位が停滞したページの見直し 自然検索経由の予約・問い合わせ件数、来院数との突き合わせ
12ヶ月以降 情報の鮮度維持、診療体制の変更反映、新規テーマの追加 年単位での流入推移、広告依存度の変化

順位より先に動く指標を見る

SEOの成果を検索順位だけで判断すると、施策が効いているのに「効果がない」と誤って判断してしまうことがあります。実際には、順位が上がる前に検索結果への表示回数が増え、次にクリック数が増え、その後に順位が安定するという順序をたどることが多いためです。Google Search Consoleで表示回数の推移を確認していれば、順位が動く前に施策の方向性が正しいかを判断できます。

また医療機関では、Web上の行動と実際の来院の間に、電話予約という計測しづらい経路が挟まります。スマートフォンからの電話番号タップ数を計測できるよう設定しておくこと、そして問診票や受付で「当院を何で知りましたか」を尋ねる運用を続けることで、初めてSEOの投資対効果を実態に近い形で評価できます。この計測設計はSEO施策の開始と同時に整えるべきで、後から遡って取得することはできません。データに基づく効果測定の考え方はホームページ分析のページでも扱っています。

季節性を織り込む

診療科によっては、検索需要に明確な季節変動があります。花粉症、インフルエンザ、熱中症、健康診断後の再検査など、時期が決まっている需要に対しては、需要のピークの2〜3ヶ月前にはページを公開しておく必要があります。公開直後のページが検索で評価されるまでには時間がかかるためです。年間の診療需要カレンダーを作り、そこから逆算して制作スケジュールを組むと、施策の効率が大きく変わります。

医療SEOでやってはいけない施策は?

順位保証をうたう施策、被リンクの購入、体験談の掲載、AI生成記事の無監修での量産は避けるべきです。

医療機関の待合スペース
短期的に順位を上げる手法の多くは、医療機関にとって回復コストの方が大きい。

医療機関のSEOには、他業種以上に「やらないほうがよいこと」が明確に存在します。以下は、短期的に効果があるように見えても、法令リスクまたは検索評価の毀損につながる施策です。

1. 検索順位を保証する契約

Googleの検索順位は、アルゴリズムによって継続的に変動します。特定の順位を保証することは原理的に不可能であり、順位保証をうたう場合、競合のいないごく限られた語句で形式的に達成しているか、リスクの高い手法を用いているかのいずれかである可能性があります。契約書に順位保証の文言がある場合は、どの語句で、どのように計測するのかを必ず確認してください。

2. 被リンクの購入・自作自演のリンク

外部サイトからのリンクは検索評価の要因の1つですが、購入したリンクや、リンクのためだけに作られたサイト群からのリンクは、Googleのスパムポリシーに違反します。医療機関は社会的な信頼が事業の基盤であるため、こうした手法によるペナルティのリスクは、他業種以上に重く受け止めるべきです。リンクは、学会活動、地域連携、メディア掲載といった実際の活動の結果として自然に得るものと考えてください。

3. 患者の体験談・口コミのサイト掲載

前述のとおり、治療内容や効果に関する患者の主観的な体験談は、医療広告ガイドラインで禁止されています。他業種では有効な手法であるだけに、制作会社から提案されることがありますが、医療機関では採用できません。Googleビジネスプロフィール上に第三者が投稿したクチコミが存在することと、それを自院サイトに掲載することは、法令上まったく別の扱いになります。

4. AIで生成した記事を、監修なしで量産する

生成AIによる記事作成そのものが禁止されているわけではありません。Googleが問題視するのは、作り方ではなく、検索順位の操作を主目的とした低品質なコンテンツの大量生成です。ただし医療分野では、これに加えて内容の正確性という別の重大な問題があります。AIは事実と異なる記述を自然な文章で生成することがあり、医療情報においては患者の健康に直結します。AIを下書きの効率化に使うことは合理的ですが、医師による確認を経ずに公開してはなりません。

5. 効果を断定する表現でCVRを上げようとする

「必ず改善します」「痛くありません」「安全な治療です」といった断定表現は、問い合わせ率を上げる方向に働きますが、医療広告ガイドラインの虚偽広告・誇大広告に該当するおそれがあります。医療機関のサイトでは、断定ではなく不安の解消によってコンバージョンを設計します。初診時に何をするのか、所要時間はどのくらいか、費用はいくらか、当日の持ち物は何か——こうした具体的な情報の提示は、断定表現よりも確実に受診のハードルを下げます。

6. 同じ内容のページを地域名だけ変えて量産する

「○○駅 内科」「△△駅 内科」といった語句を狙って、地域名だけを差し替えたほぼ同一のページを大量に作る手法があります。これは内容の薄いページの量産としてGoogleに評価されにくいうえ、実際にその地域で診療していないにもかかわらず、あたかも拠点があるかのように受け取られる書き方をすれば、患者の誤認を招きます。周辺エリアからの通院に対応していることを伝えたい場合は、ページを量産するのではなく、アクセスページ内で各方面からの経路を具体的に記述する方法を取ります。

7. 診療科サイトを別ドメインで乱立させる

診療科ごとに別ドメインのサイトを立ち上げると、それぞれがゼロから評価を積み上げることになり、更新も分散します。特別な理由がない限り、1つのドメイン内にディレクトリを分けて構築するほうが、サイト全体の評価が集約され、運用負荷も下がります。既に複数ドメインで運用している場合は、統合すべきか維持すべきかを、現状の評価状況を確認したうえで判断します。

医療機関のWeb集客全般で起こりがちな失敗については、医療クリニックのWeb集客ガイドでも整理しています。

医療業界のSEOに強い会社はどこですか?

医療広告ガイドラインを理解し、診療科ごとの検索構造を説明でき、順位保証をしない会社を選ぶべきです。

打ち合わせをしている様子
「何ができるか」より「何をしないと明言できるか」で会社を見分ける。

「医療に強いSEO会社」を名乗る事業者は数多く存在し、外から見て実力を比較することは容易ではありません。ここでは特定の会社名を挙げる代わりに、商談の場で確認できる判断基準を提示します。以下の項目は、いずれも初回の打ち合わせで質問すれば確認できるものです。

表5:医療機関がSEO支援会社を選ぶときの確認項目
確認項目 具体的な質問 望ましい回答の方向 注意すべき回答
医療広告ガイドラインの理解 「限定解除の要件を説明していただけますか」 要件を挙げたうえで、保険診療と自由診療での違いに言及できる 「法務は先生側でご確認ください」で終わる
体験談の扱い 「患者様の声をサイトに載せたいのですが」 医療広告ガイドライン上できない旨を即座に指摘し、代替案を示す 「掲載しましょう」と提案してくる
キーワード設計の考え方 「当院はどの語句から着手すべきですか」 診療科・商圏・競合を確認したうえで、地域名を軸に順序立てて説明する 検索ボリュームの大きい語句だけを提示する
順位保証の有無 「順位は保証されますか」 保証はできない理由を説明し、代わりに追う指標を提示する 「上位表示を保証します」と明言する
被リンクの方針 「被リンクはどう獲得しますか」 実際の活動を起点とした自然な獲得を説明する 「独自の被リンクネットワークがあります」
監修フローの設計 「記事の医学的な正確性はどう担保しますか」 院内の医師による確認フローを含めた運用を提案する 監修について言及がない、もしくは形式的な監修者名の掲載のみ
計測設計 「電話予約はどう計測しますか」 電話タップの計測設定と、院内でのヒアリング運用の両面を提案する 順位レポートのみを成果指標とする
MEOとの連携 「Googleビジネスプロフィールも見てもらえますか」 NAPの整合性を含め、SEOと一体で扱う前提で答える 別会社・別契約として切り離す
解約条件 「契約期間と解約条件を教えてください」 期間・条件が明示され、成果物の帰属も明確 長期の最低契約期間があり、制作物の権利が受託側に残る

「医療の実績がある」の中身を確かめる

実績の提示を受けた際は、件数ではなく中身を確認してください。診療科は自院と近いか、対策エリアの競合環境は似ているか、保険診療中心か自由診療中心か。これらが異なると、有効な打ち手も変わります。また、医療機関は守秘の観点から実名の公開を避けることが多いため、実名の事例が出てこないこと自体は不自然ではありません。それよりも、「その医療機関でどの語句を狙い、なぜその語句だったのか」を説明できるかのほうが、実力の判断材料として有効です。

制作会社との役割分担を先に決める

既にホームページ制作会社と契約がある場合、SEO会社との役割分担を最初に整理しておかないと、修正依頼のたびに調整が発生して施策が止まります。実務では次のいずれかの形になります。

どの形が適しているかは、院内のリソースと既存契約の状況によります。MyChoiceでは、分析・改善提案の資料を実装可能な粒度で作成しているため、上記のいずれの形にも対応できます。

MyChoiceの医療SEO支援

医療広告ガイドラインへの準拠を前提に、キーワード設計からページ制作、MEO連携、計測設計までを一貫して支援します。

MyChoiceのSEO支援イメージ
現状のアクセスデータを確認したうえで、改善余地をご報告します。

MyChoiceは、マーケティング支援を行う会社として、医療機関のSEO・MEO・広告運用・サイト制作に取り組んできました。医療分野の支援において最も重視しているのは、法令上許される範囲の中で成果を最大化する設計です。表現の自由度が制約される分、キーワード設計・サイト構造・情報の具体性で差をつける必要があり、そこに支援の重点を置いています。

現状調査・課題の可視化

既存サイトの技術的な状態(インデックス状況、表示速度、スマートフォン対応、構造化データ)、現在評価されている語句、競合医療機関との差分を調査します。Google Search ConsoleとGA4のデータが利用可能な場合は、実データに基づいて分析します。初回のご相談時には、簡易的な調査結果を無料でご提示しています。

キーワード設計・サイト設計

商圏の範囲、診療科目、注力している治療、競合状況をもとに、狙う語句と受け皿となるページを対応づけた設計書を作成します。診療科ディレクトリ、症状別ページ、治療別ページの階層と、内部リンクの構造まで具体的に定義します。

ページ制作・表現チェック

症状別・治療別ページの制作を行います。医療広告ガイドラインの禁止類型に触れる表現がないか、自由診療の場合は限定解除の要件を満たしているかを、公開前にチェックする工程を設けています。医学的内容の確認は院内の医師にお願いする前提で、監修フローの設計と掲載仕様の整備をご支援します。

テクニカルSEO

表示速度、Core Web Vitals、モバイル対応、構造化データ、インデックス制御などの技術面を整備します。既存の制作会社に実装いただく場合でも、そのまま作業できる粒度の指示書をご提供します。

MEOとの連動

Googleビジネスプロフィールの整備、NAP情報の統一、投稿運用、クチコミへの返信設計まで、SEOと一体で対応します。自社開発のMEO運用ツールMEO GEARを用いた効率的な運用にも対応しています。

計測設計とレポーティング

電話タップ、予約フォーム送信、地図アプリの起動といった医療機関固有のコンバージョンを計測できるよう設定し、月次でレポートします。順位だけでなく、表示回数・クリック数・行動数の推移を追える形でご報告します。

料金について

医療機関のSEO支援は、診療科、対策するエリアの競合状況、既存サイトの規模と状態、制作するページ数によって必要な工数が大きく変わるため、個別のお見積もりとさせていただいています。まずは現状の課題と改善余地を把握いただくために、初回のご相談時に簡易調査を無料で実施しています。

なお、MyChoiceでは検索順位の保証や集患数の保証は一切行っておりません。Googleの評価は継続的に変動するものであり、保証できる性質のものではないと考えているためです。代わりに、何をいつまでに実施し、どの指標で判断するかを明示したうえで進めます。

これまでの支援内容については導入事例のページでご紹介しています。また、医療機関のSEO・Web集客に関する解説記事はコラムに掲載しています。医療機関のSEO対策に特化した基礎解説として、医療機関のSEO対策|医療広告ガイドライン対応もあわせてご覧ください。

医療機関のSEOについて相談する

医療機関のSEO対策に関するよくある質問

医療機関のSEO対策は院内のスタッフだけでもできますか?
可能ですが、医療広告ガイドラインの判断とキーワード設計の2点が壁になります。診療時間・アクセス・医師紹介の更新や、休診情報の告知など日常的な運用は院内で回せる領域です。一方、どの語句を狙うかの設計、ページ構造の設計、表現が広告規制に触れないかの判断は専門知識を要します。設計と監査を外部に任せ、日々の更新を院内で行う分担が現実的です。
医療広告ガイドラインに違反すると、どのようなリスクがありますか?
都道府県等による報告命令・立入検査、中止命令・是正命令の対象となり、医療法上の罰則も定められています。また厚生労働省の委託によるネットパトロール事業を通じて、第三者からの通報をきっかけに指摘を受けるケースもあります。行政対応そのものの負担に加え、指摘を受けたページを急遽取り下げることで、それまで積み上げた検索評価を失う二次的な損失も生じます。
医師監修は必ず必要ですか?監修する医師がいない場合はどうすればよいですか?
法令上の義務ではありませんが、医療情報を扱うページでは監修体制を整えることを強く推奨します。監修者がいない場合は、まず院長・常勤医が確認したことを記録に残す運用から始め、監修者名・診療科・資格・所属学会を明示できる範囲で掲載します。形式だけの監修者名の掲示は避け、実際に内容を確認したという事実に基づいて記載してください。
コラム記事は月に何本くらい公開すればよいですか?
本数よりも、診療科の中核テーマを網羅できているかが重要です。多くの医療機関では月1〜4本のペースで、まず主要な症状・治療テーマから順に埋めていく進め方が現実的です。監修の負荷を無視して本数を追うと、確認が形骸化し内容の正確性が下がります。公開ペースは監修に充てられる時間から逆算して決めてください。
ホームページを作り直さずにSEO対策だけを依頼できますか?
多くの場合は可能です。既存サイトの構造・表示速度・見出し設計・内部リンクを監査し、既存ページの改修とページ追加で対応します。ただしスマートフォン表示が崩れている、ページを追加できない仕様である、独自ドメインで運用していないといった場合は、改修より作り直しのほうが結果的に低コストになることがあります。判断材料は初回の調査でご提示します。
複数の診療科がある病院では、キーワードをどう設計しますか?
診療科ごとに独立したディレクトリを設け、その配下に症状別・治療別ページをぶら下げる階層設計にします。トップページで全診療科の語句を狙うと、どの語句でも中途半端な評価になりがちです。診療科ページを各科の玄関口とし、病院トップは病院名・地域名・総合的な語句を担当する役割分担にすると、科ごとの評価が積み上がります。
SEOの効果はどの指標で判断すればよいですか?
検索順位だけで判断せず、表示回数・クリック数・重要ページの閲覧数・予約や電話などの行動数の4層で見ます。医療機関では電話予約の比率が高いため、電話タップ数の計測を設定しておくことが特に重要です。また問診票や受付で来院動機を尋ね、Web経由の来院数と突き合わせると、実態に近い評価ができます。
医療機関のSEO対策の費用はいくらかかりますか?
診療科、対策するエリアの競合状況、既存サイトの規模と状態、制作するページ数によって変動するため、個別のお見積もりとなります。まずは現状の課題と改善余地を把握いただくため、初回のご相談時に簡易調査を無料で実施しています。お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連サービス・関連ページ

医療機関のSEO対策、まずは現状把握から

いま自院のサイトがどの語句で評価されているか、医療広告ガイドライン上の懸念がないか、競合とどこで差がついているか。初回のご相談時に、簡易調査の結果をご提示します。

無料で相談する

お問い合わせから2営業日以内にご連絡いたします